ISUCON12予選に参加して惨敗しました

ISUCON12予選に参加してきました

前々からISUCONの存在は知っていていつかは参加してみたいと思っており、今年出版されたISUCON本を読んでみてやっぱり面白そうと感じたのでISUCON12に初参加してきました。ちなみに1人参加です。

gihyo.jp

結果

初めに結果を言うと7222点で136位でした。1人初参加にしては頑張ったと自分に言い聞かせました。

ISUCON12 オンライン予選 全てのチームのスコア(参考値) : ISUCON公式Blog

事前練習/準備

ISUCON本を読んで各種勘所を学びつつ、いくつかの過去問を素振りして練習しました。さくらインターネット様からさくらのクラウドのクーポンを貰えたので過去問の実行環境として使っていました。ありがとうございました。練習の中で作成したデプロイスクリプトやメモはGitHubで公開しています。

github.com

予選当日

当日の作業内容はGitHubに残していきました。使用言語はGoです。

github.com

当日は集中するためにコワーキングスペースに行きました。

やったこと

まずはマニュアルを読みつつ、コードをGitHubにあげたり、解析ツール等のインストールを行なっていきました。が、いくつか想定外のことが起きました。

  • アプリケーションがdocker-composeで提供されていたため、用意していたデプロイスクプトが動かなかった。ここはあまり時間をかけずに修正できた。
  • nginxのアクセスログ解析をsshコマンド経由でalpを実行して行なっていたが、なぜかいくつかのパスの情報が抜けて表示されてしまっていた。原因が分からずしかたなくsshしてalpを直接実行して確認した。
  • ファイルに吐かれた各種ログ(APログも)をnew relicのインフラストラクチャエージェントで収集してダッシュボードから確認しようとしましたが、なぜかログが送られず。原因が分からずしかたなくログファイルを直接確認した。

諸々初期設定が終わった後に以下のチューニングをしました。

  • MySQLのvisit_historyテーブルにINDEXを追加。ただinitialize時にMySQLのテーブルは初期化されてなかったので、MySQLに直接接続してコマンドを実行
  • APのデバッグモードを解除
  • MySQLを2台目のインスタンスに移行
  • SQLiteのplayer_scoreテーブルへのINSERT処理をbulk insertに修正

チューニングに関しては以上しかできませんでした、、

敗因

対応力と実装力の無さかなと思います。結局最後まで題材となったISUPORTSの振る舞いをほぼ理解できなかったり、ボトルネックAPIは分かったけどどう修正すれば良いのかが分からず手が止まってしまいました。

次回に向けて

解説記事を見て、チューニング箇所の見つけ方やチューニング方法の手段をインプットしていきたいと思います。あとやっぱり1人参加はなにかと辛いので一緒に参加してくれる仲間を見つけたい、、

AWS認定12冠したけど12冠維持のための更新は辞めようと思う

はじめに

この記事はIT資格取得をテーマに学びをシェアしよう!【PR】Udemy Advent Calendar 2021の21日目の記事です。多くの方が資格取得のための勉強法や体験記を書かれてる中で、資格取得しない宣言の記事を書くのはちょっと場違いかもしれませんが、IT資格取得に関する記事であればOKとのことだったので投稿してみました。こういう考えもあるのかと見てもらえればと思います。

私とIT資格

初めてIT資格を取得したのは大学3年生の時の基本情報技術者でした。テキストが分厚すぎて驚愕したのをよく覚えています。社会人になってからも他のIPA資格やベンダー資格を取得し、20個近いIT資格を持っているのでまわりの他のエンジニアの方と比較すると多い方かなとは思います。

AWS認定を12冠した時

保持している資格種類の中で一番多く持っているのがAWS認定で、2020/5に全てのAWS認定を取得しました。おすすめの学習法等はQiitaに記事を書いています。

qiita.com

AWS認定12冠した理由はQiitaにも少し書きましたが自分の市場価値を上げるためでした。そう、転職したかったのです笑。当時は大手SIerで5年程勤めていた頃でした。クラウドネイティブや自社サービス開発/運用をもっとやっていきたいと当時思っていたのですが、中々そういったことをチャレンジする場が無かったのでいっちょ転職してみようかと思い立ちました。どんどん手を動かす仕事がしたいと思っていたので、プレイヤー寄りの募集要項でいくつかの企業とカジュアル面談をさせてもらったのですが、自分の技術的なアピールポイントが少なすぎると感じました。業務の中で技術的なアピールポイントを作っていくのも限界があったので、既に7個程取得していたAWS認定を全て取得すれば一定のアピールにはなるのでは無いかと思い、半年程の期間で残りのAWS認定を取得しました。結果、資格取得だけが理由では無いと思いますが、今の会社に拾ってもらい、当初やりたかったことをやりながら楽しく働けています。

維持のための更新は辞めようと思った理由

AWS認定を12冠したのですが、全ての認定の更新は辞めようと思っています。現に今の所4つの認定が失効しています。以下にその理由をいくつか記載します。

再認定の勉強時間を確保するのが大変

AWS認定は2021/12現在、3年間の有効期間があり、期限までに再度試験を受けて合格しないと失効となってしまいます。

aws.amazon.com

これが各認定毎に設けられており、更新するためには各認定試験を再度受けて合格する必要があります(Cloud PractitionerやAssociateは上位のProfessionalに合格すれば一緒に更新されます)。12冠してるともなると更新のための試験がProfessionalとSpecialtyで合わせて7,8個になります。これを3年のスパンで受け続けるのは正直辛いです、、12冠した時と比べると他に勉強したいこととかも出てきて、AWS認定に多くの勉強時間を割くのは難しくなってきたというのもあります。

個人、所属企業共に資格保持するメリットが減った

先も述べたように12冠したのは市場価値を上げるためです。以前所属していた企業での業務では市場価値を上げるのは難しかったのですが、現在所属している企業では業務を通して自分にスキルが身についていることを実感できています。そのため、多くの勉強時間を割いてでも12冠を維持するメリットをあまり感じられなくなりました。

前の企業はSIerということもあり、AWSのパートナー企業(お客様に対してAWSアカウントのリセールやシステム構築を行う)でした。パートナー企業にもランクがあり、認定保有者や構築実績等からランクが決まります。ランクが上がるとAWSからもお客様が紹介されたりサポートが手厚くなったりするようです(聞いた話)。そのため、企業としても認定保有者はどんどん増やして内外にアピールしたいのです。

aws.amazon.com

ただ現在所属している企業は自社サービスの開発がメインでSIのような事業は行っておらず、パートナー企業でも無いため認定保有者数をアピールすることはありません。つまり資格取得しても評価にはそこまで直結しません(評価されないとは言ってない)。

ちなみに12冠しているとALL AWS Certifications EngineersとしてAWSから表彰されるチャンスが生まれるのですが、パートナー企業に属している必要があるため私は貰えません。

aws.amazon.com

AWSを触る機会が減った

主に担当しているプロダクトのインフラ基盤がGoogle Cloudを採用しており、シンプルにAWSを触る機会が減りました笑

更新料が高い

合格した時に付与される半額バウチャーは再認定受験時も使えますが、半額でも¥160,00します。それが認定毎にかかってくるため全部で10万程します。会社の受験料補助額は決まっており、自分の懐から一定額出すことを考えると高いと感じました。

受験時間が長くて疲れる

Professional,Specialtyは受験時間が180分あります。まじで疲れます。これを3年スパンで何回も受け続けるのは辛いのでしたくありません。

資格取得した時のメリットを考えよう

こんだけ再認定しない理由をつらつら言ってきましたが、IT資格を取得することに私は意味はあると思います。報奨金があるから、評価が上がるから、勉強を通して知識が増えるから、褒められるから、市場価値が上がるかもしれないから、資格取得する目的はなんでもokです。ただ資格試験のための勉強と合格から得られるメリットが費やす勉強時間よりも価値があるかをよく考えることをおすすめします。

AWS認定 ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル再認定時のトラブル

転職して早5ヶ月。回りのレベルの高さに圧倒されながらも日々学ぶことが多く、充実しております。転職についてはまた別途まとめたいと思います。今回はAWS認定 ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル(以下、SAP)の受験で少しトラブルがあったので、その内容について書こうと思います。

SAPの更新切れが近づいていたため、更新切れ前日にテストセンターで受験するように再認定を申し込みました。転職後はほぼGoogle Cloudしか触っていないですが、AWS認定フルコンプリートを維持するために再認定受験を決意しました。フルコンプリートについてはQiita記事を参照してください。

qiita.com

申込みはPSIとピアソンVUEを選べるけど、PSIでしか受験したことが無いので今回もPSIで申し込みました。

当日テストセンターに行くとシステム障害で受験できないとのこと。試験日前日に会場が変更になった旨の連絡があったはずと説明を受けましたが、特にそんなメールは来ていませんでした。テストセンター側は試験会場を提供しているだけなので、問い合わせについてはPSIに直接してほしいとのこと。メールにはPSIのメールアドレスしか記載がなかったため、テストセンターの方に問い合わせ電話番号を確認してもらい電話することに。電話番号から絶対日本の番号じゃなかったのでドキドキしながら電話するとやはり英語の自動音声案内が。4回くらい聞き直して、なんとか「日本語の問い合わせの場合はダイヤル2を押してください」を理解し、ダイヤル2をポチ。ただ、5分くらい鳴らしても一向に繋がらなかったので、その日は泣く泣く帰りました。

 その後、PSIの申し込み画面に行くと問い合わせフォームを見つけました。

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ちなみにここの右側に各国毎の問い合わせ電話番号があり、ここの日本語での問い合わせ電話番号(0066-33-821815)をテストセンターの方は教えてくれました。電話が繋がらなかったこともあり、まずはこのフォームから問い合わせしました。日本語で書くと無視されそうな気もしたので、DeepLで翻訳した英語で問い合わせしました。しかし、3日経っても返信が来ない、、

再度調べてみるとチャット機能がありました!!こちらから問い合わせてみましょう。

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こちらはすぐにオペレーターの方(英語のみ)と繋がりました。しかし、私じゃ無理だから電話しろとのこと。(何のためのチャットなのか。。)


仕方がないので電話を掛け直した所、今回は繋がりました。おそらく現地の日本語教育を受けたカスタマーサポートの方で少しカタコトの日本語でしたが、なんとか内容が伝わったようで、システム障害があったかを確認して折り返すのこと。翌日メールがあり、再受験用のバウチャーを発行してくれました。

翌週再受験し、無事に合格することができました。しかし、、

ソリューションアーキテクト - アソシエイト(SAA)が更新されてない。。

SAPに合格するとその下位の資格(おそらくアソシエイトとプラクティショナー)を持っていた場合にその資格も一緒に有効期限が更新されます。しかし、今回のシステム障害により受験日が遅れてしまい、更新切れ後の受験となってしまったため、SAAが更新されずに失効となってしまいました。。更新切れ後の受験になったのは私のせいじゃないので、SAAの更新もしくはSAAの受験バウチャーの発行をお願いしてみることにしました。別に失効したままでも良いのですが、このままだとAWS認定フルコンプリートにならないので笑。今回は電話後の連絡メールに記載があったAWS.PSISupport@psionline.com宛にメールしてみました。

 こちらは比較的すぐに返信があり、何回かやり取りしたのですが、PSIでは対応不可とのこと。。変わりにAWSサポート(https://support.aws.amazon.com/#/contacts/aws-training)に問い合わせてほしいと連絡がありました。連絡した所SAPと同じ期限でSAAも更新してもらえました。めでたしめでたし。

まとめ

  • PSIの問い合わせフォームは無視されることがあるので、 AWS.PSISupport@psionline.comにメールで問い合わせた方が良さそう
  • PSIのチャットは問い合わせてもたらい流しにされることがある。(今回はたまたまかもだけど。)
  • PSIの日本語での電話問い合わせは0066-33-821815へ
  • 今回のようなイレギュラーの場合は直接AWSサポート(https://support.aws.amazon.com/#/contacts/aws-training)に問い合わせる

SAP勉強教材

おまけとして今回私が勉強教材として利用したものを紹介します。

AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説~ Kindle版

2021/3現在で唯一日本語で書かれたSAP対策本。模擬問題が豊富で解説も分かりやすく書かれている

 

Exam Readiness: AWS Certified Solutions Architect – Professional (Japanese)

AWS公式で用意されている無料WEB教材。テキスト内容は薄いけど無料なのが良い

 

https://www.examtopics.com/exams/amazon/aws-certified-solutions-architect-professional/view/

数百問の模擬問題を無料で解くことができる

Exam Readiness: AWS Certified Solutions Architect – Professional (Japanese)

Exam Readiness: AWS Certified Solutions Architect – Professional (Japane

転職ドラフトが大変良かったのでみんなにオススメしたい

転職ドラフトを利用して転職しましたので、その体験談を書いていきます。記事を読んで転職ドラフトを利用してみようと思った方はぜひ友達紹介コードPOTGを使って登録をお願いします!互いにオライリー本やプロテインが貰えちゃいます!

なお、どうして転職しようと思ったか等の全体的な転職活動内容は本記事には記載せず、別記事としてまとめようと思っています。

※こちらの記事は転職ドラフト体験談投稿キャンペーンに参加しています

転職ドラフト概要

転職ドラフトの概要については公式からマニュアルが公開されているので、こちらを一読すれば分かると思います。一番の特徴は指名時に年収が提示されることでしょうか。

job-draft.jp

転職前後の仕事

転職前は新卒でSIerにSEとして入社して、約5年半勤務しました。インフラエンジニアのロールで働くことが多く、複数プロジェクトで非機能要件定義から運用設計までを担当していました。転職後はWeb系の企業でSREロールで勤務します。

転職ドラフトに登録したきっかけ

自分の市場価値ってどれくらいなんだろうと感じていた時に、会社の元先輩に勧められたことがきっかけでした。紹介経由で登録するとプレゼントももらえるとのことで、丁度切らしていたプロテインの補充にもなると思い、軽い気持ちで登録してみました。

指名状況

2020/1 ~ 2020/6までの間で計5回参加し、指名は合わせて5社から頂きました。(うち1社からは2回の指名)

多い人だと1回の参加で十数社から指名を頂く方もいるみたいなので、指名数としては比較的少ない方だと思います。

提示額は以下の通りです。

  • 平均:682万円
  • 最高:720万円
  • 最低:600万円

いずれの指名も40時間/月程度の固定残業代が加算された年収を提示されました。

結果、2社と面談を実施させて頂き、その内の1社へ転職することとなりました。ちなみに指名時の提示年収よりも高い金額で内定を頂きました。なお、転職ドラフトでは内定年収が提示年収の90%を下回ることを禁止しているので、金額面では安心して転職活動することができます。

良かった点

レジュメ作成のサポート

企業から指名してもらうためにはレジュメに記載する年収評価シート(今まで担当したプロジェクトの概要や業務内容を記載)が非常に重要だと思います。こういった内容は転職経験が無いと、どうやってまとめていけば良いか分からない人が多いと思います。実際私も初めての経験だったので、まとめるのには苦労しました。

ですが、転職ドラフトではレジュメ作成をしっかりサポートしてくれます。なんといってもレジュメのレビュをしてくれるのが一番の魅力ではないでしょうか。というか初回レビュ(審査)を通らないとそもそもドラフトに参加することができません。無料でこういった内容をレビュしてくれるサービスはなかなか無いと思うので、存分に活用しましょう。

また、レジュメ作成における心得を分かりやすいドキュメントで公開されているので参考になると思います。

job-draft.jp

指名後面談・面接のスムーズさ

レジュメに自分がこれまでやってきたこと、これからやっていきたいことを記載しており、それを見て指名してきてくれているため、いざ面談や面接となった際にミスマッチが発生しにくいと思います。転職活動は転職する側も採用する側も結構なコストを払うので、面談や面接を実施する前にミスマッチを少なくできることは互いのメリットが大きいと思います。

改善要望

大きな改善要望はありません。強いて言うなら、スマフォアプリでも提供して欲しいです。現状は指名時等の通知がメールなので、メールが埋もれて見落としてしまうことがありました。

転職ドラフトを使ったことがない方へのメッセージ

転職を考えている方はもちろん、転職をまだ考えていない方にもオススメします。オススメポイントは以下です。

  • レジュメ作成の過程でキャリアの棚卸しになる
  • 本格的な転職活動をしなくても、年収という指標で自分の市場価値を測ることができる
  • 最後まで無料で利用できる
  • 友達紹介であれば登録するだけでオライリー本やプロテインがもらえる
  • 転職ドラフト経由で転職すればAmazonギフト券5万円分やApple Storeギフトカード10万円分がもらえる
    • 他の転職サービスと比較してもかなり豪華だと思います

さいごに

ここまで読んで転職ドラフトを利用したいと思った方はぜひ友達紹介コードPOTGで登録お願いします!(笑)